今、少子化がとても重要なことになっていますね。
先日の報道でも、お隣の韓国の出生率が0.72になった、と結構大きく取り上げられていました。
この数字は、世界最低だとかですが、実は、もっと恐ろしい数字があったこと、ご存知ですか。
それは、2015年当時の韓国の出生率は、1.26あったんだとか。さらに、昨年の10月から12月の出生率は0.65だったというのですから、驚くばかりです。
現在の日本の出生率は現在1.20ですから、もうそれよりも低いわけで、今後、どんどん下がっていって、1.0を切るのも時間の問題かもしれないのだそうです。
婚姻数も、出生数も史上最低をどんどん更新しているのが、日本の現状です。
原因は、いろいろあるだろうし、それについてとやかくいっても、何が変わるわけでもないのですが、はっきりしていることだけは、みておいた方がいいと思うのです。
一つ目は、過去の価値観と、現在の価値観がどんどんずれていってるのに、社会を動かしている主に男性の価値観は相変わらず変わっていない、ということかな、と思っています
これは、仕事、子育て、教育、学歴、政治、全てに言えるでしょうね。
新しい価値観を身につけた人にとっては、現在の社会はとても生きづらいものになってしまい、そこで、自分の生活を豊かで楽しいものにしようとすれば、結婚や子育てというものが、あまりにも大きな障壁になっている、ということかもしれません。
もう一つは、職業の仕組みの変化。
韓国でも、大企業独占の中で、中小企業がどんどん減ってしまい、若者の働く場所が失われていき、その結果、大企業に入るための教育の激化、賃金格差の増大がますます広がり、結婚そのものが見果てぬ夢になっているということだとか。
これは、日本でも、同じようなことが存在しています。
派遣社員を続けて、果たして、結婚しようと思うんだろうか。
給料もまずまず、福利厚生も充実していて、休みも取れ、無理な残業などもない、という条件に見合う職場がどれくらいあるのか考えると、やはり未来は暗いのです。
もはや、自分で自分を守るしかない、そんな世の中に、どんどん突き進んでいくんでしょうかね。
その中で、生き残っていく術を手に入れることができる人は、果たしてどのくらいになるのか、決して他人事じゃないと考えるべきでしょう。
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